クスケーニャ・ビール Cerveza Cusqueña

cusqueña-beer-02.JPGクスコが世界に誇るクスケーニャ・ビール

クスケーニャ・ビール(Cerveza Cusqueña)はクスコを、そしてペルーを代表するビールです。
その歴史は古く、1909年にErnesto Güntherと仲間達が立ち上げたドイツビール醸造所が起源となっています。
醸造のスタイルはラガービールで、日本でも最も一般的な製法である下面発酵と呼ばれる製法です。
大麦のモルトとホップのみを使った素直な味わいと、日本の辛口が主流のビールにはない昔ながらのビールの甘味が特徴です。
現在ではアメリカ、イギリス、フランス、スペイン、イタリア、チリ、そして日本にも輸出がされています。

cusqueña-beer-01.JPGクスケーニャ・ビールの基本の4種類

クスケーニャには様々な味の種類が発売されています。
時々特別醸造の味も追加されますが、基本は「ドラーダ:金色」(Golden Lager)、「ネグラ:黒」(Dark Lager)、「ロハ:赤」(Red Lager)、「トリーゴ:小麦」(Wheat Beer)の4種類です。
各味の特徴をご紹介しますね。

CUSQUEÑA DORADA GOLDEN LAGER クスケーニャ・ドラーダ ゴールデンラガー

cusqueña-beer-dorada.JPGクスケーニャ・ドラーダ

クスケーニャ・ドラーダは「インカの黄金」に例えられる深い金色のラガービールです。
味は日本のラガーを想像して飲むと驚くほどあっさりしていて、苦みは少なく、優しい香りと甘味が広がります。
癖がなく、シンプルな味わいはモルト(麦芽)とホップのみを使用したシンプルな原材料によるもの。
ちょっと濃い目の色合いはカラメル麦芽によるものでしょう。
何の料理にも合わせやすい爽やかなビールです。
アルコール度数: 5%
原材料: 水、大麦麦芽、大麦カラメル麦芽、ホップ

CUSQUEÑA NEGRA DARK LAGER クスケーニャ・ネグラ ダークラガー

cusqueña-beer-negra.JPGクスケーニャ・ネグラ

クスケーニャ・ネグラはドラーダの次に定番となったクスケーニャの黒ビールです。
吸い込まれるような黒はトーストした黒モルトによるものです。
「ダーク・ラガー」という表記があるので、黒ビールと言ってもギネスのような上面発酵のスタウトビールではなく、ヱビスのプレミアムブラックのような下面発酵のシュヴァルツビールの製法で作られています。
このネグラの特徴は何といってもその甘味!!
普通のビールよりも甘味が強い場合が多い黒ビールですが、このクスケーニャ・ネグラの甘味は予期せず飲むと驚くほど!
トーストされた黒モルトの香ばしさが際立ちますが、苦みは強くありません。
泡は非常になめらかでクリーミー。
アルコール度数は少し高めですが、ジュースのようにそのまま飲めそうです。
アルコール度数: 5.6%
原材料: 水、大麦麦芽、黒麦芽、大麦カラメル麦芽、ホップ、糖

CUSQUEÑA ROJA RED LAGER クスケーニャ・ロハ レッドラガー

cusqueña-beer-roja.JPGクスケーニャ・ロハ

クスケーニャ・ロハは深い色味が特徴的なレッド・ラガービールです。
赤みがかった色はロースト時に糖分がカラメル化した「カラメル麦芽」によるもので、日本でいうところの「琥珀色ビール」と同じです。
ドラーダより味に深みと苦みが感じられ、甘味も抑えられています。
個人的にはより日本のビールに近い味のロハが一番好きです。
アルコール度数: 5%
原材料: 水、大麦麦芽、大麦カラメル麦芽、ホップ

CUSQUEÑA TRIGO WHEAT BEER クスケーニャ・トリーゴ ウィートビアー

cusqueña-beer-trigo.JPGクスケーニャ・トリーゴ

クスケーニャ・トリーゴはクスケーナビールの中で唯一、小麦を使用したビールです。
色は多少濃いですが、ろ過をしていないため濁りのある白ビールのようなスタイルです。
ウィート・ビールという表記で、他のクスケーニャに記載のある「ラガー」の文字がないことから、恐らく「ウィート・エール」という製法(ドイツのヴァイツェンのアメリカでの呼び名)だと思われます。
飲んでみると、他の種類よりも酸味がいくらかあり、香りが高く、フルーティです。
アルコール度数: 5%
原材料: 水、大麦麦芽、大麦カラメル麦芽、小麦麦芽、ホップ、糖

CUSQUEÑA QUINUA EDICIÓN ESPECIAL クスケーニャ・キヌア スペシャルエディション

cusqueña-quinua-01.JPGボトルも可愛いクスケーニャ・キヌア

2015年に発表されたクスケーニャのスペシャルエディションもしくは特別醸造「クスケーニャ・キヌア」はボトルにアンデス風の布の帯が着き、マチュピチュの刻印のあるボトルも可愛いビールです。
特別醸造なので、いつまで手に入るか分かりませんが、とても美味しいビールなのでご紹介させていただきます。

cusqueña-quinua-02.JPGクスケーニャ・キヌア 少し濁っている

クスケーニャ・キヌアはアンデス原産の穀物であり、スーパーフードとして注目を集める「キヌア」を主な原料としています。
蓋を開けると、すぐにフルーティな香りが漂ってきます。
その香りはキヌアのものではなく、材料に含まれているオレンジとモモによるものでしょう。
色味は少し濁っているので白ビール、材料にフルーツも含まれているのでベルギービール風に仕上げてある感じです。
味はきりっと強めの苦みと鼻を爽やかに抜ける香りが特徴的です。
クスケーニャのなかでも飛び切り美味しいビールです。

cusqueña-quinua-03.JPGクスケーニャ・キヌアのリーフレット

このビールのレシピに関わったのが、ペルーを代表するシェフであり、映画の題材にもなったガストン・アクリオです。
ビール付属のリーフレットにガストン・アクリオの監修のサインが記載されています。
この繊細な味の組み合わせは一流シェフによるものだったのですね。
特別醸造なので販売されているうちにペルーに来て味を確かめてみてくださいね。
アルコール度数: 6.5%
原材料: 水、大麦麦芽、トウモロコシ、オレンジ、桃、キヌア、ホップ

クスケーニャはデザインも素晴らしい

cusqueña-beer-03.JPGボトルに刻まれた12角の石

クスケーニャの瓶のくぼんだ部分は握りやすいようにでこぼこが彫り込まれています。
ここをよく見るとクスコのアルマス広場付近にある観光スポットとしても有名な12角の石の模様が刻まれています。
インカの石組みがクスコらしさをさらに際立たせていますね。
ボトルに張られているシールもアンデスの布の模様となっており、非常にかわいいデザインです。

cusqueña-beer-crown-caps.JPGクスケーニャの王冠

普通、瓶ビールのふたを開けるには栓抜きが必要ですが、クスケーニャの瓶はねじが切ってあるので手で回して開けることができます。
栓抜きを持っていなくても、瓶のふたを開けることができ、非常に便利です。(クスケーニャ・キヌアは栓抜きが必要です)
手で回してふたを開けることができるため、王冠がきれいなまま取り外せます。
王冠にはマチュピチュの模様がプリントされていて、とてもかわいいのでそのまま缶バッヂに加工するのもお勧めです。