アンティクーチョ Anticucho

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アンティクーチョってどんな料理?

アンティクーチョ(Anticucho)はペルーでとてもポピュラーな、肉の串焼き料理です。
ペルー以外でもボリビア、チリなどのアンデス地方の国にもあるそうです。
アンティクーチョ は、その昔インカ時代にも食されていたということです。
その頃は、アルパカやリャマの肉で作っていたそうですが、16世紀にスペイン人が来てからは牛肉に変わったそうです。
又、スペイン人が持ち込んだニンニクも、その時から調味料として加えられるようになったようです。
現在、アンティクーチョは手軽に食べることのできる屋台料理の定番となっていて、日本でいうところの焼き鳥のような存在となっています。
anticucho-02.JPGリマのバランコ地区の名物でもある

アンティクーチョの由来とは

名前の由来ですが、ケチュア語の Anti-kuchu, anti(アンデス)+ Kuchu(切ったもの)から来ているとか。
もしくはAnti-uchu, Anti (アンデス)+ uchu(トウガラシ)だという説もあります。
スペイン人は、黒人奴隷たちをペルーに連れてきましたが、彼らは主人たちが食べずに捨てていた動物の内蔵などを食べるようになったそうです。
こうして、黒人奴隷たちが牛ハツでアンティクーチョを作るようになり、それが現在のアンティクーチョのレシピの元になったようです。

アンティクーチョの作り方

アンティクーチョは、大きめに切った肉(5cm×5cm)を、 特製のタレに漬けこんで炭火で焼いたものです。
アンティクーチョで使う肉は、通常は牛ハツです。鶏肉やトゥルチャ(鱒)のアンティクーチョを出すレストランもあります。
anticucho-03.JPG牛ハツとアルパカと鱒のアンティクーチョ

タレの調味料には、アヒ・アマリ―ジョ、アヒ・パンカ(赤トウガラシ)、アヒ・ミラソル、醤油、オレガノ、味の素、塩、胡椒、ニンニク、クミン、赤ワイン、酢などが使われます。
このタレに少なくとも2時間、できれば1晩~12時間ほど漬け込んでおくそうです。
特製のタレが肉によく染み込み、炭火で焼くと外側はこんがり、中はジューシーでとっても美味しい料理です。
牛ハツも全くくせがなく、程よく歯ごたえもあり、くせになるおいしさです。

アンティクーチョには、必ずジャガイモがつきます。
串の先にじゃがいもが刺さっているか、もしくは別に添えられて出てきます。
チョクロ(茹でたトウモロコシ)がつくこともあります。

特製ソース:ロコトソースや、ワカタイソース(アンデス・ミント)をつけていただきます。
ペルー人はアンティクーチョが大好きなので、ペルーには、アンティクーチョ屋(Anticucheria)が沢山あります。
アンティクーチョは、基本的に夜に食べるもので(日本の焼き鳥のような感覚です)、夕方になると、どこからともなく街角にアンティクーチョの屋台(手押し車)が出没します。
旅行者の方は、屋台よりも、観光レストランや、アンティクーチョ専門店で食べた方が良さそうです。
ちなみに、10月7日はアンティクーチョの日(Día de Anticucho)だそうです。