トゥナ Tuna

tuna-01.JPGトゥナ Tuna
学名:Opuntia ficus-indica
サボテン科ウチワサボテン亜科オプンティア属

トゥナって、どんな果物?

トゥナとはウチワサボテン(ノパル:Nopalという名でも知られる)の実のことです。
英語では、Prickly Pear Cactusというそうです。
訳すと「トゲトゲの梨」という意味です。

原産国のメキシコでは、このウチワサボテン自体も野菜として食べるそうです。
ペルーではサボテン自体を食べることはありませんが、サボテンの実であるトゥナは果物としてとてもメジャーです。
ウチワサボテン自体も、田舎に行くといたるところに生えています。

tuna-04.JPGクスコの道端で実っているトゥナ

トゥナには約10種類ほどあるそうで、色は鮮やかな赤、黄色・紫・白のものもあります。
甘くて、スイカにメロンを混ぜたような味です。
みずみずしく、とてもジューシーなフルーツです。
小さい種が沢山あるので、食べる時に口に残りますが、気にせず飲み込んでしまうのが南米流です。

どうやって食べるの?

トゥナはジュースにすることもあるようですが、そのまま食べるのが主流で、その方が美味しいと思います。
市場で売っているトゥナは、表面のトゲトゲを既にとってあるので、水で洗って皮をむいて食べます。

tuna-02.JPG皮をむいたトゥナ

むき方ですが、まず両端をナイフで切り落として、縦に切れ目を入れます。
そこから手でぐるっとむいていくと、簡単にむけます。

クスコではトゥナの季節になると、荷台にトゥナを山盛り載せたトゥナ売りの女性たちを街でよく見かけます。
皮つきを買う事もできますし、その場で皮をむいてもらって食べることもできます。

tuna-03.JPG種がいっぱいのトゥナの断面

どんな栄養・効能があるの?

トゥナは、ビタミンCは勿論、カルシウム、リン、鉄分、カリウム、亜鉛などのミネラルに富んでいます。
加えて、赤・紫のトゥナに含まれる「ベタレイン」という色素には抗酸化作用があり、活性酸素の除去、動脈硬化防止、がん抑制にも有効だそうです。
また、種は便秘の人に効くそうですし、果肉には殺菌作用があるので下痢にも有効だとか。
加えて、果肉には収れん作用(アストリンゼント効果)もあるので、しわ・たるみ予防、美肌効果も期待できます。

昔からアンデスにおいては、トゥナのジュースは解熱に、果肉はヘルニアや肝臓の炎症、下痢に効くと信じられており、民間療法に用いられてきたようです。