ESTAの申請をしよう

そもそもESTAって何?

ペルー行きの国際線のほとんどはアメリカで乗換えをする必要があります。アメリカに入国する場合に必要になるのが「ESTA」です。でもESTAっていったい何?

まずはビザについて知ろう

通常、他の国に入るためには何らかの種類の査証つまり「ビザ」を取得する必要があります。ビザは入国許可を申請するための書類の一つとなります。通常、観光のためには観光ビザを取得する必要があります。

本来はビザの取得のためには日本にある渡航目的の国の大使館・領事館へ行き、そこでビザの申請をする必要がありました。しかし、多くの国は観光客の便宜を図り、ビザ無しで渡航しても入国時に観光ビザを発給してくれます。例えば、マチュピチュのあるペルーに渡航する場合は事前にビザを取得する必要はありません。入国時に観光目的であることと日数を口頭で伝えると、最長183日までの観光ビザを付与してくれます。

アメリカもビザ無しでの渡航を許可している国の一つです。しかし、その方法が他の国と違っており、ESTAはそのシステムの一つなのです。

ビザ免除プログラム(VWP)と電子渡航認証(ESTA)

アメリカは短期(90日以内)の観光・商用目的の渡航者にビザ無しでのアメリカ入国を認めるプログラム「ビザ免除プログラム(VWP)」を実施しています。これはVWP参加国の国籍を持つ渡航者に適用されます。日本を含む30カ国以上(年々増えています)がVWPに加入しています。

このビザ免除プログラムを利用して、ビザを取得せずにアメリカに渡航(乗り換えも含む)する旅行者は、事前に渡航認証を行うことが義務付けられます。それが「電子渡航認証(ESTA)」なのです。この仕組みにより旅行者は事前に個人情報を登録するため、アメリカは旅行者が入国する前から審査を行うことができ、テロなどの危険を未然に防ぐことができます。そのため、入国時の手続きも簡便化され、以前は必要であった「出入国カード」の記入はアメリカの場合は必要なくなりました。「税関申告書」は通常通り必要ですので間違えないように注意してください。

ESTAの申請ってどうやるの?

ESTAの申請はインターネットの公式ページを通して行います。

⇒「電子渡航認証システムへようこそ」 公式 ESTA申請ページ

ありがたいことに日本語でのページが用意されているため、英語が苦手でも心配は要りません。入力方法などの細かい点は度々変更があるため、ここで説明するよりも、米国大使館のHPを見て頂いた方が良いでしょう。

⇒米国大使館:ビザサービス>米国大使館ESTA(エスタ)申請公式ウェブサイト

入力項目が結構多く、両親の氏名や勤務先などの情報も入力する必要があります。事前に以下のものを用意して置いてください。

  • 日本国旅券(パスポート)
  • クレジットカード(VISA, MASTER CARD, AMERICAN EXPRESS, DISCOVER CARD ※JCBはDISCOVER加盟店なので使用可能です)

クレジットカード(DEBITカードも可)は支払の際に必要になります。JCBをご利用の場合はDISCOVER CARDを選択して支払いをしてください。2015年12月の時点で一人当たりUS$ 14.0の支払いが必要になります。

注意点

入力はくれぐれも間違いの無いようにしてください。氏名やパスポート番号などでうっかり打ち間違えの無い様に確認を行ってください。

入力を進めると「適格性についての質問」という8つの質問に「はい」か「いいえ」で答える場所があります。もちろん正直に答える必要がありますが、ここで一つでも「はい」と答えると渡航を拒否されますのでご注意ください。

適格性についての質問

  1. あなたには身体もしくは精神の疾患がありますか、あるいは薬物乱用または中毒者ですか、または現在次の疾病のいずれかを患っていますか
    •    軟性下疳
    •     淋病
    •     鼠径部肉芽腫
    •     ハンセン病
    •     鼠径リンパ肉芽腫
    •     梅毒
    •     活動性結核
  2. あなたはこれまでに、他者または政府当局に対して、所有物に甚大な損害を与えるか重大な危害を加えた結果、逮捕または有罪判決を受けたことがありますか?
  3. あなたはこれまでに、違法薬物の所持、使用、または流通に関連するいずれの法規に違反したことがありますか?
  4. あなたはテロ活動、スパイ行為、破壊工作、または集団虐殺に参画しようとしたり、あるいは参画したことがありますか?
  5. あなたはこれまでに、あなた自身または他者用のビザを取得するため、あるいは米国に入国するため、詐欺行為または不正代理行為を犯したことはありますか?
  6. あなたは現時点で、米国での就労を模索していますか、または過去に米国政府の許可なく、米国で雇用されていたことがありますか?
  7. あなたはこれまでに、現在使用中あるいは過去に使用していたパスポートを用いて米国ビザを申請した際、否認されたことがありますか、あるいはこれまでに米国への入国を拒否、あるいは米国入国地での入国申請を取り消されたことがありますか?
    「はい」の場合:
    • いつ
    • どこで
  8. あなたはこれまでに、米国政府が許可した滞在許可期間を超過して、米国に滞在したことがありますか?

ESTA申請後

ESTAの申請をして支払いを済ませると、認証の状態を同じESTAのHPで確認できるようになります。最初は「認証は保留中です」となっていますが、通常すぐに「認証が承認されました」というステータスに変わります。この認証のプロセスは最長でも72時間かかるとありますが、それ程かかることは稀のようです。

稀に認証が拒否される場合があります。例えば申請した項目に文字の入力間違いなどがあると申請が拒否されることもあります。その場合は最初の申請より24時間以降に、再度正しい内容で申請を行うと承認されることもあるので試してみてください。

過去に犯罪歴がある場合は、ESTAでは承認されない場合が多いでしょう。

ESTAの認証が拒否された場合は以下の2つのオプションを考えてください。

  • 米国大使館・領事館を訪問してビザの給付を申請する
  • 乗り換えで米国以外の国を経由する

それでは一つずつ見ていきましょう。

大使館・領事館でビザを申請する

ESTAの申請が拒否される理由は尋ねても教えてくれることはありません。しかし(噂ではありますが)、拒否の理由の一つとして「同姓同名の犯罪者」がいることが挙げられます。ローマ字表記で同姓同名となる他人の犯罪歴がある場合、それが不安要素となってESTAの認証が拒否されてしまうことがどうやらあるようです(あくまで噂ですが)。

ですので、ESTAが拒否されたからといってアメリカに渡航できないとは限りません。まずは大使館・領事館に行って事情を説明し、ビザを申請してみましょう。過去にやましい事が何も無いなら、きっと観光ビザが給付されるはずです。

アメリカ以外の国で乗り換える

ペルーに向かう国際便のほとんどはアメリカ経由となります。しかし、探せばアメリカ以外の国を経由する便を見つけることも出来ます。

お勧めはカナダ・エアラインでカナダ乗換えの便です。カナダエアラインは航空運賃が安いですが、飛行距離が長いためサーチャージが高めの設定です。トータルでアメリカ経由の航空会社とほぼ同じ料金となります。

※2016年3月15日よりカナダ入国の際にも同様のeTA(電子出入国カード)の取得が義務付けられました。カナダ経由の方は事前にeTAの手続きを忘れずに行ってください。

注意点

ESTAの承認を受けた後でも、旅行直前にもう一度ESTAの認証状況をHPで確認してください。ごく稀ではありますが、一度承認された後しばらくしてから確認したら拒否されていたということが起こるようです。その場合、大使館・領事館に行って観光ビザを申請しなくてはなりません。直前になってあたふたすることがないよう、時々ESTAの状況を確認しましょう。

ESTAの承認はアメリカへの入国を保証するものではありません。ESTAの承認を受けていても、何らかの理由でアメリカ到着時に入国を拒否されることもありえます。