陸路でのペルー入国時の注意

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バスなどの陸路でペルーに入国する際に注意していただきたい事

ペルーはボリビア、エクアドル、チリ、ブラジルなどの国と国境が面しています。マチュピチュ・ペルー旅行者の中でもボリビアのウユニ塩湖など他の国の観光地と併せて南米旅行を楽しまれる方も多いでしょう。

その際、移動にバスなどの陸路を利用して国境を越えることがある場合、注意していただきたい点があります。

陸続きの国境は、ゲートでの通行規制などもなく、国境とは思えない程に解放されている場所があります。上の写真はデスアグアデロ(Desaguadero)という街のペルーとボリビアの国境ですが、一本の質素な橋が架かっているだけです。アンデス共同体に属する南米のいくつかの国ではビザなしでの往来を許可する協定が結ばれているため、多くの人は同じ国であるかのようにして国境を通過していきます。

しかし、日本人旅行者やアンデス共同体に属さない他の国々の旅行者は、必ず出入国の手続きを行わなければなりません。例えば、ボリビアから陸路でペルーに入国する場合、まずボリビアの入国管理局で出国の手続きを行い、次いで歩いて国境を通過し、今度はペルーの入国管理局で入国の手続きを行う必要があります。

この手続きを行わずに入国した場合、パスポートに入国のスタンプが押されていないため、密入国者もしくは不法滞在者とみなされ出国手続きにかなりの時間がかかり、旅程を変更したり航空券を買いなおしたりする必要が生じることになります。(陸続きの国境は管理が甘いですが、国際空港から出国する際の入国管理局の審査は厳しいため、手続きなしの入国は必ず発覚します)

また、入国手続きの際に出入国カード(TAM: TARJETA ANDINA DE MIGRACIÓN)を提出し、その半券を渡されますが、その半券も旅行中に重要な役割があります。ペルーには付加価値税(Impuesto general de venta- I.G.V.) という税金があり、18%という高い割合で特定の品目に消費税のように課税されるのですが、外国人旅行者は付加価値税を免除されています(ペルーに60日間以上滞在する外国人は課税対象になります)。しかし、出入国カードの半券がないと外国人旅行者とみなされず、ホテルなどの料金に付加価値税18%が課税されてしまいます。ですので、必ず入国手続きを行い、パスポートにスタンプを押してもらい、出入国カードの半券をパスポートと共に携帯していなければなりません。

 

ですから、陸路での国境通過の際には、出入国手続きを忘れないように十分注意してください。特に、国境を通過する長距離バスを利用する場合は、バスの乗客のほとんどが南米人で、国境で出入国の手続きを乗組員に促されることもなく、素通りしてしまうことがあります。必ず、バスの乗組員に出入国の手続きを行う旨を伝えて、停車して待っていてもらうよう交渉しましょう。

万が一、手続きを行わず出入国をしてしまったことに気付いた場合は直ちに国境に引き返してください。主だった街には移民管理局がありますが、そこでは何も解決してくれず、ただ入国した国境に戻るようにと指示されるだけです。できる限り早めに国境に引き返して、出入国手続きを行うのが最善で最短の解決方法です。