旅行等で忙しく、前回の投稿から随分間が開いてしまいましたが、「マチュピチュに行ってきた」シリーズの続きを投稿したいと思います。
ついにマチュピチュ遺跡内を探索します。
今回は遺跡の入場口から、市街地の手前までです。
上に簡単に順路を地図で紹介してあります。
以前はマチュピチュの入場口で遺跡の地図を受け取ることができたのですが、現在マチュピチュは修復作業と順路の変更中のため地図をもらうことができません。
ちょっと古いガイドブックを見ると、例えば入り口と出口が別になったりとマチュピチュの順路が変わっていることが分かります。
また現在は一方通行の場所も多くなっているため、ルートをちゃんと把握していかないと見そびれる場所もありますので、この記事などを参考にして前もって順路を確かめておきましょう。
(この投稿後にも順路が変わってしまう可能性もありますが)
まず、マチュピチュに入場してまっすぐ歩くと突き当たるのがこの「貯蔵庫」です。
マチュピチュのアンデネス(段々畑)の端に位置する複数の小屋で、ここに作物が貯蔵されたと考えられています。
写真の右下に見える後から作られた木製の通路は遺跡の出口に向かう通路です。
その少し上の下から2番目の小屋の横からアンデネスに入ることができますが、そうすると絶景の撮影スポットを逃してしまいます。
この道はワイナピチュに直行する場合に使用しましょう。
貯蔵庫の横に道しるべが立っています。
「インカ橋」(INKA BRIDGE, PUENTE INKA)、「見張り小屋」(GUARDHOUSE, RECINTO DEL GUARDIAN)、「太陽の門」(SUNGATE, INTIPUNKU)、「マチュピチュ山」(MACHUPICCHU MOUNTAIN, MONTANA MACHUPICCHU)は上となっています。
次に目指すべきは「見張り小屋」なので、上に登りましょう。
ちょっとした林の道をくぐっていきます。
途中にアンデネスの一部が撮影スポットとして整備されています。
このスポットからだとマチュピチュ遺跡の後ろに横たわるインカの横顔がはっきりと見えます。
しっかり記念撮影をしておきましょう。
一番上まで上ると、道が左右に分かれています。
ここはインカ橋に向かう右側に向かいましょう。
すると「見張り小屋」とその正面にある「儀式の石」が見えてきます。
この場所はインカ道(インカ時代から使用されていた)からマチュピチュにアクセスする最初のポイントとなった重要な場所です。
インカ道は太陽の門方面とインカ橋方面の2つがこの「見張り小屋」につながるようになっています。
この石が「儀式の石」(CEREMONIAL ROCK, ROCA CEREMONIAL)です。
ここにはマチュピチュ入る人から捧げものが置かれたと考えられています。(形状から、動物の犠牲ではなく、作物の捧げものだったようです)
そして、この見張り小屋の近くからはマチュピチュ遺跡全体を見渡すことができます。
もっとも有名なマチュピチュの構図はこの場所から見ることができますので、かならず写真に収めておきましょう。
人気スポットなので、いつも人が沢山いますが、午後になると少し減るので2周目に見るのもいいでしょう。(マチュピチュは回数限定で再入場ができます。)
見張小屋からさらに奥に行くと、インカ橋に向かう道の看板が出てきます。
この辺りからマチュピチュの西側のアンデネス(段々畑)を見ることができます。
この地区は立ち入りができません。
アンデネスの壁にニッチ(窓)があるのは、日の沈む方角に太陽への供え物を置くためだったと考えられています。
この場所からインカ橋は30分ほどで行って帰ってこれますので、この時点で時間に余裕のある人は行ってみるといいでしょう。
(インカ橋の記事はこちら)
とりあえず遺跡を一周してから、再入場してインカ橋に向かうこともできます。
「市街地の正門」に向けて歩いていくと、市街地とアンデネスが溝と壁によって仕切られていることが分かります。
アンデネスと貯蔵庫、見張り小屋を別角度から見るとこんな感じです。
写真中央の左下辺りにある複数の小屋が貯蔵庫で、マチュピチュの入り口や出口に通じる道もこの辺りです。
写真上部右側の高くなっている場所にある小屋が見張り小屋で、ここに儀式の石もあります。
背後にそびえる山がマチュピチュ山になります。
次回の投稿ではいよいよマチュピチュ遺跡の市街地の中を解説します。
お楽しみに!