マチュピチュに行ってきた!:マチュピチュ遺跡②市街地入り口作業場付近

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さて、ついにマチュピチュの市街地に入っていきます。
前回の投稿ではアンデネス部分、つまりマチュピチュ市街に隣接する畑の地域でしたが、ついに遺跡のもっと重要な建造物を見ることにしましょう。

 

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これがマチュピチュ市街地の正門です。
しっかりした大きな石により門が組み上げられています。
写真を撮り忘れてしまったのですが、この正門は真正面から撮影すると門の中にワイナピチュ山を収めることができるフォトスポットです。
忘れずに(私は忘れちゃいましたが・・・)、ここで記念撮影をしておきましょう。

 
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この正門を内側から見ると扉が取り付けられるように細工がされていることが分かります。

 
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門の上部には縄を通すために使用しただろう輪があります。

 
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門の左右には石に窪みが作られており、中にはやはり縄をかけることができるように棒が立っています。
これらを使用して正門に扉を固定したのですね。
同様の仕組みは同じマチュピチュ内の王女の宮殿の横の通路にも見ることができます。

 
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正門をくぐると、右手に2つの割と広めの部屋があります。
これらは「カリャンカ」(Callanca)と呼ばれており、マチュピチュを訪問した人がまずここで休憩するための部屋だったと考えられています。
上の写真は2番目の部屋ですが、実はこの部分で近年新発見がありました。
それについては後で説明しますね。
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正門から入って左側には石切り場が広く残されています。
サクサイワマン遺跡は別の場所から石を運んできて建造されたのに対し、マチュピチュは遺跡内に石切り場が残っています。
この辺りはあまり時間をかけなくてもいいかもしれません。
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道を進むと、大きな石が切り出し途中のまま?残されています。
何に使う予定だったのか、もしくはこれで完成だったのか??

 
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ここで順路は階段を下りて下に向かいます。
カリャンカの真下の通路は現在立ち入り禁止となっています。

じつは、この通路の先、2番目のカリャンカの真下に洞窟が見つかり、現在は調査のため立ち入りを禁止にしてあるのです。
その入り口は小石を積み上げて塞がれていますが、センサーによる調査でカリャンカの下にはそれなりの広さの空洞があることが分かっています。
今のところ、この空洞はインカ第9代皇帝であったパチャクテク(Pachacútec)の墓であったとされています。

パチャクテクはインカ帝国において太陽崇拝を推し進め、太陽の神殿がある遺跡であるコリカンチャやこのマチュピチュを建造したと考えられている皇帝です。
しかし、ここがパチャクテクの墓とは考えにくいと個人的には思います。
というのも、インカ帝国においては歴代インカ皇帝は死後はミイラにされ、そのミイラもまるで生きているかのように世話を受け、ミイラ信仰の対象になっていたと考えられているからです。
ですからパチャクテクが死後にここに埋葬され、蓋をされて隠されたとは考えにくいでしょう。
マチュピチュ内には太陽の神殿の真下に「陵墓」と呼ばれる王族の墓と言われる場所もあり、そこは開かれたままミイラを設置するニッチ(窓)があります。

ですから、この空洞の真実については今後の調査の結果待ちとなります。
それまでの間、便宜上「パチャクテクの墓」と呼ぶことになるでしょう。

 
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さらに一段下に降りると、別の通路があります。
その角には大岩を利用した壁があり、その大岩は無数の石によって支えられています。
その下にも空洞があるのですが、いったい何のための場所だったのでしょう。

 
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この通路を入ってみると、溝の刻まれた大きな岩が置いてあります。
ちなみに奥は行き止まりの通路となっています。

 
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さらに奥の部屋には丸い棒状の石が無数落ちています。
このため、この場所は「作業小屋」と呼ばれていますが、実際には何の場所だったのかは分かりません。
石工作業のための場所にしては通路が狭すぎて、物の持ち運びに不便そうですね。

この丸い棒状の石は何に使用したのでしょうか?
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この同じ作業小屋の壁を見ると、棒状の石の使用目的が分かります。
屋根部分にこの石を配置し、そのでっぱりを利用して藁ぶき屋根を固定してのですね。

 
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さらに下に降りる途中に、大きな石でできた階段のようなものがあります。
その置いてある場所からして階段ではなく、供え物を置く場所だったのでしょう。
石がちょうど東を向いているので、日の出に向かうように供え物が置かれたのかもしれません。

 
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その下の通路の角にもやはり大きな石があります。
その右側には空洞があり、ここでミイラが見つかったと言われています。

ここの通路を入って左に行くと、マチュピチュの主だった建造物の一つである「太陽の神殿」を上から眺めることのできる場所に出ます。

 
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これが太陽の神殿を上から見たところです。
基本的に直線で構成されるインカの建造物の中で、太陽の神殿は丸みを帯びたフォルムが特徴的です。
マチュピチュ以外の遺跡でもこのカーブを持った建築があり、それらは全て太陽の神殿だったと考えられています。

 
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別の角度からもう一枚太陽の神殿の写真です。
内部には大きな加工された石があります。
壁には多数のニッチ(窓)が開いているもの、開いていないもの、それぞれ多数作られています。
太陽の神殿の内部に入ることはできないので、上からしっかり観察しておきましょう。

 

さて、次回は太陽の神殿を下から、また陵墓や王女の宮殿などの重要な建物を見ていきたいと思います。
お楽しみに!

 

 

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