マチュピチュに一番近い熱帯の村マラヌラに行ってきた②カカオの収穫編

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さて、マラヌラに到着してすぐ、カカオなどが植わっている畑に行くことになりました。
みんな大好きなチョコレートの原料となるカカオ豆を直接この手で収穫できるのです!
チョコレートに目がない私はすっかり大興奮です。

ペルートラベルOBのウゴ(Hugo)君が家族の畑を案内してくれます。

まず見せてくれたのが、今はもう使っていないというコーヒー豆の果肉を取り除く機械。
この下のとげとげしたドラムで果肉をこそげとり、種子を後ろにあるプールに落とす装置だそうです。

 

取り出してきたこの道具は”Media Luna” 訳せば半月(日本語の半月は半円ですが、スペイン語の場合は三日月くらいにえぐれています)という、平たく言えば鎌です。
長い柄が付いていて、これで高い場所に実ったカカオを収穫します。

 

畑に入ると早速カカオを発見しました。
可愛らしい実ですね。
このカカオはカカオ・チュンチョ(Cacao Chuncho)と呼ばれる、ペルー原産の品種です。
一般的に多く栽培される品種改良されたカカオと比べて、実が短く小さめです。
しかし、その味はスパイシーで独特です。

カカオというとガーナなどのアフリカで栽培されているイメージですが、カカオの原産は中南米です。
中米のアステカ文明や南米のインカ文明においてもすでに食されて(主に飲用だったようですが)いました。
このカカオ・チュンチョは恐らく原種(品種改良されていない)なので、言ってみれば「インカ皇帝も食べた」カカオと言ってもいいかもしれませんね!

 

こちらはまだ熟していないカカオ・チュンチョ。
木の幹から直接生えているのが面白いですね。

これがカカオの花です。
このように、木の幹から花が咲くので、そのまま幹に実がつくのです。
あんな大きな実になるとは思えない程に小さくて可愛らしい花です。

 

ここで熟しているカカオを収穫してみます。
先ほどの鎌を使って、実の付け根を切り、実を落とします。

 

収穫したカカオの実の中身がこれ!
真っ白な中身だと知らなかった人も多いのではないでしょうか。
カカオの中には白い果肉に覆われた種子がぎっしり詰まっています。

ちなみに、この白い部分は甘く非常に美味です。
ここを食べるためだけに栽培しても良さそうなものですが、本当に価値があるのはその中の種です。

これが取り出してしばらく乾燥させたカカオの種子です。
アーモンドを少しふにゃふにゃさせたような形ですね。
次の投稿で、このカカオをチョコレートにする過程を体験します。

 

カカオ以外にも、農園には沢山の果樹や作物があったので、少し紹介します。

これはコーヒーの花です。
白くて可憐な花が咲きます。

 

熟しかけたコーヒーの実。
まだ時期ではなかったので真っ赤に熟しきったコーヒーの実を見ることはできませんでした。
マラヌラにはコーヒー畑もたくさんあります。
しかし、コーヒーは害虫被害に遭いやすく、生産量は減ってきているようです。

 

これは何と、コカの実です。
ペルーでは少量のコカは合法なので、コカの葉をよく見る機会があります。(コカインが合法なわけではないです)
しかし、コカの実を見たのはこれが初めてでした。
小さい唐辛子のような実がつくのですね。

ちなみにコカを栽培している農家は全て登録されていて、生産量も管理されています。

 

これはロコトという唐辛子の仲間で、赤ピーマンのようですが、食べるととても辛いです。
ケチュア語ではウチュ(Uchu)といい、ペルー料理ではよく薬味に使われる食材です。

 

これはユカ(Yuca)と呼ばれるイモの一種です。
現在、アフリカや東南アジアで広く栽培されているキャッサバと同じもので、南米原産です。
ブラジルを植民地支配していたポルトガルがユカをアフリカや世界へ広めたようです。
ペルーでもおなじみの食材として、よく食卓に上ります。

 

これはグアナバナ(Guanabana グラビオラとも呼ばれる)という爽やかな味の果物です。
見た目はちょっとぶつぶつで気持ち悪いですが、味はヨーグルトのような爽やかさとクリーミーさを持ち合わせています。
最近、がんに効果があるという情報が広まり、各地で品薄になっているようです。

 

これはアボカドの実です。
ちなみにスペイン語でアボカドは「パルタPalta」もしくは「アグアカテAguacate」と呼ばれます。
何とアボカドという語はスペイン語で弁護士を意味する「アボガド Abogado」という語が、なぜかこの果物の名前と間違えられて呼ばれるようになってしまったのだとか。

アボカドは中米原産ですが、南米にもかなり早い時期から伝わって食されていたようです。

 

これはマンゴーの木です。
実が鈴なりになっていて、すごい収穫量が見込めそうですね。
こんなにたくさん実がつくとは知りませんでした。
マンゴーの木はマラヌラのいたるところにあります。

マンゴー自体はインドが原産のようなので、南米のフルーツではありませんが、今ではかなりポピュラーです。
クスコでは時期になると美味しいマンゴーが1kg100円くらいの値段で買うことができます。

さて、収穫したカカオですが、この木の桶の中に川を取り除いた中身を集めて入れるそうです。
今回はちょっとだけしか収穫しなかったのでこの桶の出番はありませんでした。

 

今回は初めて気になっているカカオに触れることができ、私も大興奮でした。
このカカオの実が、みんな大好きなあのチョコレートにどうやって変わるんでしょうか?

次の投稿をお楽しみに!!

 

 

 

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