話題のレインボーマウンテンに行ってきた(雨季なのに)

 

今、クスコでブームの新しい観光地、それが「レインボーマウンテン」です。
口で説明するよりも、まず見てもらった方が早いですね。
上の写真の色味の異なる地層が幾重にも重なっている、美しい山です。

このレインボーマウンテンがクスコから100㎞くらいの場所、アンデス山脈の南側の最高峰と言われるアウサンガテ山の近くにあります。
ここ2年くらいで注目され始めた、まだ観光地としては歴史が浅く、ホットな場所で、クスコではローカル・ブームになっています。
ペルーの観光情報を調べている方は、一度はこの写真を見たことがあるんじゃないでしょうか。
幾つか観光レビューを読んだことがありますが、人によっては「マチュピチュより良かった」と書いている人もいます。

では実際のところどんな感じなのか知るべく、私もレインボーマウンテンに行ってみました。
ちなみに上の写真はコントラストと彩度を上げる加工をしています。
実際の色はどんな感じなのでしょう?

早速行ってみましょう。

 

レインボーマウンテンへの「日帰り」ツアーの朝はかなり早く、午前3時過ぎには出発になります。
これでも一応「日帰り」です(汗
今回はマチュヨのお客様の同行ということで行くため、アルマス広場近くのホテルからスタートです。

 

移動時間は車で約3時間あるので、車でみな寝ながら行くことになります。
気が付いたらトレッキングルートのすぐ手前のハプラ(Japura)という集落の集会所に到着していました。

時刻は午前6時半、ここで質素な朝食を取り、ツアーの説明を聞きます。
トレッキングルートは片道7㎞で、標高5200mまで上るようです。
これはかなりきつそうですよ。

 

朝食を取った後、車で約30分移動するとトレッキング・ルートの入り口に到着します。
ここから先は車が入れないので、歩いて山を目指します。
馬を借りることもできるのですが、このルートの最初の場所が険しく危険なため、そこを越えてから馬に乗ります。

 

2月後半のクスコはまだまだ雨季です。
特にこの日は夜通し雨が降ったため、土のルートはドロドロになっていました。
レインボーマウンテンは完全にトレッキングになり、雨季はコンディションが悪いので、基本的には乾季のツアーで来る場所です。
しかし、それほど危険な場所がないことや、雨で濡れた方が山肌の色合いが鮮やかになることから、雨季でもツアーは催行されます。

しかし、ドロドロ道を歩くのでそれなりのシューズ、雨の確率が上がるので雨具、特に全身を覆うことのできる合羽などが必要になります。

 

トレッキング開始場所には、すでにレインボーマウンテンの近くにいることを感じさせるような地層が見えています。
ここだけでも美しいですよね。

 

最初はこの沢のそばの岩がゴロゴロしている場所を通ります。
ここが馬で通ることができない場所なので、最初から馬に乗ることはできないのですね。

 

トレッキング開始から30分弱歩いて先の沢を越えると、沢山の村人たちが待っていました。
ここで、体力に自信のない人は馬をレンタルすることができます。

 

馬が沢山います。
レンタルは片道70ソルということでした。
ルートの途中からでも馬に乗ることができる場所があるので、途中で辛くなってから馬に乗るという方法もあります。

 

同行したご家族のお父さんも馬を利用されました。
健康な方ですが、普段高い山に登るようなことはないので、体力を消耗されないように馬でレインボーマウンテンを目指します。

 

標高が4000mを越えているので、高山の牧畜の大半を占めるアルパカの放牧の様子を見ることができます。
アンデスの人々は羊が輸入される前から、こうしてアルパカを放牧していたので、この光景はまさにアンデス独特のものです。

 

アンデスの雨季は南半球の夏の時期(春の終わりから秋の初めまで)になります。
この時期は繁殖シーズンでもあります。
この日もアルパカの生まれて数か月の赤ちゃんたちをたくさん見ることができました。
これも雨季のトレッキングの魅力でもあります。

 

1時間20分ほどで到着したここは、なんとレインボーマウンテンへの入場口です。
ここでレインボーマウンテンへの入場券(執筆時点で10ソル)を提示します。
レインボーマウンテン自体はまだまだ先なのに、トレッキング開始から半分くらい来たこの場所になぜ入場ゲートがあるのでしょうか。

実はこの場所から、レインボーマウンテンを所有するコミュニティー(集落)に入るからです。
ということは、トレッキング開始地点からは別の集落の道を歩いてきたわけで、ここの入場口からは別の集落に入るわけですね。

個人的にはレインボーマウンテンのトレッキングはもっとコースを短くして、途中まで車が入れるように舗装しちゃえばいいのではと思っているのですが、そうすると最初に通過した集落には観光収入がなくなってしまいます。
そういうこともあって、今後もレインボーマウンテンへは片道7㎞のトレッキングが無くなることはないでしょうね、きっと。

 

トレッキングルートに入ってから2時間半、もうみんなくたくたになっています。
あとちょっとなのですが、ここまで歩いたから分かる「やっぱり馬に乗っておけばよかった」という後悔、今更失った体力は戻りません。
しかし、ここで気分を高揚させるような景色が。
振り返ると、美しい地層が幾重にも重なった景色を見ることができました。
(この写真は一切加工していません!サイズを小さくしただけで彩度やコントラストはそのままです)
そう、もうレインボーマウンテンの地区に入っているのです。
目的地はすぐそこ!

 

残念なことに、レインボーマウンテンに近づくにつれ、雲行きが怪しくなってきました。
実は、この上の写真はレインボーマウンテンを下から見上げたところなんです。
赤と青と黄色が重なった地形が見えますが、これをレインボーマウンテンの正面の山に登って上から見ないと、あの景色にはなりません。

 

レインボーマウンテンの正面に来ました。
トレッキングルートの入り口から歩くこと3時間半で、やっと到達です。
しかし、ここからでは赤い部分しか見えませんね。

最後の気力を振り絞って、さらに上に登ります。

 

これが向かいの山の一番上から撮った写真です。
(この写真は一切加工していません!サイズを小さくしただけで彩度やコントラストはそのままです)

すごい色合いの山肌ですね!
来たかいがありました!!
残念なのは雨季のため天気が悪く、雪をかぶっている部分もあることです。
できれば青い空と明るい光の下で写真が撮りたかったですね。

あと、今回はグループでトレッキングしたため、時間がかかり過ぎてしまい、山頂に人が溢れかえっていました。
写真に他人が映り込まないようにするには、馬を借りてもっと早く上る必要がありますね。

 

そして、残念なことにここに来て15分ほどで天候が悪化し、吹雪いてきてしまいました。
写真では分かりにくいですが、雪が結構な激しさで降っています。
私の記念撮影は雪雲に隠れて、レインボーマウンテンがほとんど見えない写真しか残りませんでした。

天候の悪化のため、ここで写真をあきらめて下山することになりました。

この後はずっと雨が降っていて、カメラを出して撮影することができませんでした。
同じ道を下山して開始地点に戻り、弁当を食べて、あとは4時間ほどかかって車でクスコに戻りました。
時間は大体午後7時でした。

感想

とにかく自然の驚異を感じざるを得ない美しさがありました。
これほどきれいで不思議な場所が近く(それほど近くないけど、日帰りでなんとか行ける距離)にあるとは、クスコは非常に恵まれた観光地だと思います。

しかし、今回残念だったのがあまり思うように写真が取れなかったことです。
これには2つの原因があります。
1つ目には天候が悪かったことです。
雨季に来たため、急にレインボーマウンテン周囲の天気が変わり、吹雪になってしまいました。
雲に覆われたレインボーマウンテンは写真を撮れる状況ではありませんでした。

2つ目の原因は、すでに人気の観光地となっており、特に南北アメリカの若者たちが多く訪れるため、山頂は人でいっぱいでした。
若者たちは他の人も写真が撮りたいにもかかわらず、ベストなスポットを占拠してしまうため、自分が写真を撮るためにはどいてもらわないといけません。
待っている間に天気が変わって吹雪いてきたため、写真を撮ることができませんでした。

結果、片道7㎞を標高5200mまで3時間以上かけて登ってきたものの、あまりじっくりとレインボーマウンテンを見ることができませんでした。
こう書くとマイナスばかりに見えますが、到着した時の感動は忘れがたいものがあります。

 

ということで、今大注目のレインボーマウンテンですが、基本的にはオススメの観光スポットです。
しかし、訪れてみるには以下の点を考えてみてからの方がいいでしょう。

・ベストなシーズンは乾季(4月から11月くらい)
・トレッキングやハイキングに慣れている(かなり歩きます。馬を使えばOK)
・健康である(特に心肺)
・日帰りではあるものの早朝3時から午後7時までかかる、かなり長いツアー
・見どころはレインボーマウンテンのみ

 

見どころに関しては高山のトレッキング風景とか、アルパカの群れとか、現地の人々など他にも見つけることができますが、旅のハイライトはレインボーマウンテンのみとなり、移動時間がかなりの割合を占めます。

個人的には、4月以降に写真をしっかり撮るためのリベンジ旅行を考えています。
早めに出発し、馬を使って山頂に一番乗りを目指して、ゆっくり撮影したいですね。

マチュヨでもレインボーマウンテンのツアーの追加を予定しています。
今回ツアーに同行したので、細かいところを改善してからHPに記載したいと思います。

もしすぐにレインボーマウンテンのツアーを希望される方は、マチュピチュツアーの見積もり依頼の際に備考欄に書き添えてください。
(マチュピチュツアーをお申込みいただいた方のみ、レインボーマウンテンのツアーにもお申込みいただけます。)

 

 

 

Machuyo.com 管理人及びプログラマー。 「地球の歩き方」や「トラベルコちゃん」等にコラム執筆経験あり。

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