11/1「死者の日」クスコではパン・ワワを食べます

ラテンアメリカ諸国では、11/1に「死者の日」が祝われます。
「死者の日」というのは、日本でいうお盆のようなもので、人々は、ろうそくを灯したり、食べ物や飲物をお供えしたり、亡くなった家族を思い出すために、死者の魂を呼び求めます。

クスコでは、死者の日にパン・ワワを食べたり、人にプレゼントする習慣があり、死者の日が近くなると市場やス―パー、または広場などの特設スペースでパン・ワワが販売されます。
パン・ワワ(Pan Wawa)とは、人形を模ったパンのことですが、スペイン語のPan(パン)とケチュア語のWawa(赤ちゃんの意味)を組み合わせた単語です。
ケチュア語では、T`anta wawa(T`anta=パン、wawa=赤ちゃん)と言います。

死者にパンを捧げるこの習慣は、元々古代エジプト、メソポタミアにまで遡り、年月を経てスペインからペルーにも入ったそうです。アンデスの人々は、死者の日にパン・ワワをお墓に持っていき、死者に捧げてから、その後パンを皆で分け合って食べるという習慣があるようです。

パン・ワワの他にも、アチャチス(achachis)という黒人のおじいさん、馬や、冠、ハシゴの形のパンもあります。それぞれ意味があるようで、パン・ワワは、誕生の象徴、馬はパチャママ(母なる大地)にいる死者たちを送迎する意味、冠はよく食べて健康な状態であるようにという願い、ハシゴは死者たちが雲に上り、安らかに眠ることができるようにという願いが込められているとか。
この時期にクスコに旅行することがあったら、サンペドロ市場やサンフランシスコ広場あたりでパン・ワワを売り出しているので是非探してみてください。

2003年よりペルー在住。
スペイン語、ケチュア語を操る。
ペルーの文化・料理・音楽に詳しい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。